空腹のほうが勉強がはかどる!? 空腹勉強法とは?

「腹が減っては戦が出来ぬ」と言います。勉強も同じです。
脳は摂取した食事から生成されるブドウ糖を栄養にしています。このため、脳をしっかり活動させるには規則正しい食事が不可欠です。朝ごはんを抜くと午前中の頭の回転が悪くなると言われているのはこのためです。そんな事情もあり、勉強を中断し食事やおやつを優先してお腹を満たすことが勉強の効率アップになると思われがちです。

しかし私達人間にはそうとも言えない仕組みがあったのです。

空腹のほうが記憶力が高まる。
さらに「ここまで終わったら食事」と
条件を付けると集中力が増す。

まず空腹感とは何でしょうか?
体内の血糖値が一定レベルまで下がったときに体から発せられる合図です。表立った現象としては胃を収縮させて「グー」と鳴ることでお馴染みですよね。しかしこれは必ずしも「体がガス欠で危険な状態」というサインではありません。
空腹感を感じているときは血液中のブドウ糖が減り、体に蓄えられた脂肪を代替エネルギーとして活動をしています。この脂肪を使って活動することは体にとって別段特別なことではないのです。
どういうことがご説明しましょう。

空腹を感じる仕組みは野生動物も同じで、お腹が空けばそれをサインにしてエサを探し始めます。

r00128_02

空腹感の後に「エサ探し」という運動のフェーズがあり、運良くエサが確保できれば「食事」ができるのです。この空腹と食事の間にあるタイムラグで体内の脂肪が使われ、はじめてバランスのとれた体格が維持できるのです。脂肪とは生きていくために必要不可欠な体のシステムの一部であり、空腹感とは「そろそろまじめにエサを探せ」という命令であると考えるべきでしょう。

r00128_03

空腹感が出たら真剣にエサを探さないといけません。エサを確保できない場合は生命の危機に直面してしまうので、自ずと緊張感と集中力が高まります。人間の場合、この現象を勉強の効率を向上させることに転用できるのです。空腹感は集中力・記憶力が高まりストイックに勉強に向き合える貴重な時間帯だったのです。

一定レベルの空腹感であれば怖がることはありません。空腹感があるからといって脳のエネルギーであるブドウ糖はすぐに枯渇してしまうわけではないのです。

この仕組みを勘違いし、「空腹感=脳や体の危機」という認識ですぐに食事を摂取してしまうと、脂肪が消費できずに太るのです。「お腹が減ったから食べているのに太るのはオカシイ。私は太りやすい体質なんだ」と思い込みがちですが、それは間違いだったのです。現代を生きる人間にはお腹が減ったら運動をするというフェーズが完全に抜け落ちているのです。

r00128_04

そしてもう一つの効果があります。
野生動物とは違い、私達人間はエサを探して見つからないということはまずありえません。「食べよう」と思えば確実に何らかの食事にありつけるのです。これは勉強さえ終われば必ず食事が出来るということであり、頑張った後に約束されているご褒美としてモチベーションを上げる効果があるのです。
「いい成績を取ったら買ってあげる」という約束を親に言われたことがあると思いますが、それを自分自身に向けて約束するのです。「このページまで終わったら食事ができる」と具体的に条件をつけてから勉強を始めるとよいでしょう。目標がはっきりしており、頑張れば届くものであればいとも簡単にモチベーションは向上します。
この方法も併用して勉強の効率を高めましょう。

r00128_05

逆に「食事の後で頑張ろう」と思っていてもなかなかうまくはいきません。これは誰もが感じることだと思いますが、食後の数時間は血糖値が上がるため、集中力が低下し眠くなってしまうのです。生命の危機から脱したやすらぎの時間帯ですので効率が落ちるのはごく自然な現象と言えます。

r00128_06

お腹が鳴ったら勉強しよう。

空腹のほうが記憶力が高まる。
さらに「ここまで終わったら食事」と
条件を付けると集中力が増す。

実は効率が高まる時間帯なのです。

余談ですが、空腹感を感じてから食事を摂るまでの時間帯は勉強だけでなく、ダイエットの運動にも適しています。食後に運動をしても血液中のブドウ糖を消費するだけで脂肪が減りにくいのです。効率的に脂肪を減らしたいのであれば運動に最も適した貴重な時間帯とも言えます。

勉強や運動が効率的に出来る時間帯、それが空腹時だったのです。ただし、限度がありますのでやり過ぎにはご注意を。空腹に頼りすぎると今度は血糖値低下の影響が大きくなり集中力がガクンと低下します。お腹が減りすぎて頭が働かないという状態になったときは、それ以上頑張らずに食事をしましょう。

私の場合、夕食前であれば2時間程度はストイックに集中ができると感じています。それ以降は呆ける時間が増えてしまいます。皆さんも色々試して「自分に最適な勉強の時間帯」を探しだしてください。

スポンサーリンク
sangyo_336_280
sangyo_336_280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加