缶ビールを短時間で冷やす方法とその応用

汗をかいた後のビールに勝るものはありません。
ゴキュゴキュと喉に流し込み、胃にキューっと染みこむあの感覚はなにものにも変えられませんよね。

ただしそれはビールが冷えているならです。
うっかりミスでビールが冷えていなかったのならこうしましょう。

常温の缶ビールは氷に押し付けて回転させると
あっという間に飲み頃の温度に冷える
アルミ缶であればビールでなくても可。

ビールが今すぐ飲みたい!!
そんなときにビールが冷えていないのならこの方法で一気に冷やしてしまいましょう。

ボウルに氷を用意して、缶ビールを押し付けてくるくると回すのです。これだけで2分後にはちょうど飲み頃に冷えます。つまり氷の用意で1分、回して2分、合計3分だけ我慢をすれば良いのです。

次のビールはそのまま氷水にザブンと浸けておきましょう。回さないなら10分後が飲み頃です。

せっかくですので実際にやってみましょう。

この庶民の味方「ビールっぽい飲み物」を冷やしてみましょう。

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まずボウルに氷を入れます。
その上に缶を置いてクルクルクル……。

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2分後に温度を測定してみるとこの通り、5.5℃になりました。

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ビールの適温は4~6℃と言われていますのでバッチリですね。
ではカンパイ!!

ここで2本目も用意してしまいましょう。
先ほど使ったボウルに2本目とひたひたになるだけの水を投入。

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1本目が10分ほどで飲み終わりましたので、早速2本目も頂きましょう。

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こちらもいい感じに冷えています。

最初の1本目はクルクル、2本目以降は氷水に浸すだけでOKということです。
うっかりさんはしっかり覚えておきましょう。

もっと早く冷やす方法

実はもっと早く冷やす方法もあります。
氷に塩を入れるのです。

氷は0℃で解け出しますが、氷に大量の塩を加えると氷の溶ける温度「融点」が-20℃程度まで下がります。

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こうすることで缶ビールをクルクルする時間の2分を1分に短縮することができるのです。

しかし塩がちょっともったいないですね。さらに高濃度の塩水になるため缶のまま飲むと口当たりが塩っぱくなります。キレイに水洗いをしたくなりますが、そうすると実際のところは大した時間短縮にはなりません

そんなこともあり「今すぐビールを飲まないとしんじゃう!」と切迫しているオジサンにとっては「塩ブースト」はあまり実用的ではありません。

どうして早く冷えるのか?

さて、いい感じに酔っ払ったところで、どうしてこんなに早くビールが冷えるのかを考えてみましょう。
実は「缶ビールはアルミ缶だから」というところがポイントです。

アルミには熱伝導性が素晴らしく高いという特性があります。つまりアルミ缶は周囲の温度を中身に伝えることに長けているということです。

素材 熱伝導率 W/(m.K)
アルミ 250
スチール 50
ビン 1
PETボトル 0.24

このように熱伝導率が他の容器の素材と大きな差があるのです。

さらに熱は間の素材が薄い方が早く伝わります。これら容器の中で一番薄いのは何でしょうか。そうです、アルミです。つまりアルミ缶は熱伝導率が高く薄い素材のために素早く冷えるのです。そして回転させることで熱の伝達を促進させています。

これら複数の効果でビールは素早く冷えるのです。

おそらくもうお気づきの通り、同じビールでも瓶ビールでこの方法を行ってもなかなか冷えません。この方法は「ビールを早く冷やす方法」ではなく、「缶ビールを早く冷やす方法」だったのです。

応用してみよう

「ビールをすぐに冷やす方法」として話題になっているこのライフハックですが、アルミ缶であればビールでなくてもよいのです。アルミ缶であればコーヒーでもジュースでもお茶でもOKなのです。

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そしてこの効果は冷やすだけではありません。
アルミ缶のお茶をお湯に浸けておくとすぐにアツアツに温まります。寒い朝、通勤通学時の湯たんぽ代わりとしてもオススメです。

アルミ缶でないときはどうしたら良いでしょうか?
ペットボトルや紙パックなど容器が冷えにくい素材の場合は、アルミの容器に移し替えて冷やすと良いでしょう。

では、実際にホットコーヒーをアイスコーヒーにしてみましょう。

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アルミコップをクルクル回して5分ほどで冷たいアイスコーヒーの出来上がりです。ガラスのコーヒーサーバーごと氷水に浸けて冷やすと20分ほどかかってしまいますのでこちらも大変実用的です。

これらを踏まえていろいろ試してみてくださいね。

なぜ冷えるのかをよく考えよう。

常温の缶ビールは氷に押し付けて回転させると
あっという間に飲み頃の温度に冷える。
アルミ缶であればビールでなくても可。

いろいろ応用の利くライフハックです。

いくつか勘違いしてほしくないことがあります。

それは「素材は違っても時間を掛ければ全て同じ温度に冷える」ということです。
十分に冷やしてあれば「アルミ缶だから冷たい、ペットボトルだから冷えていない」ということはないのです。

そしてアルミ缶が冷えやすいということは温まりやすいということでもあります。
宴会のようにビールを机の上に並べておくならば、アルミ缶よりビンの方が温まりにくいのです。
さらに炎天下に冷たい飲み物を買うならアルミ缶よりペットボトルの方が冷たさが長持ちするということでもあります。

酔っ払ってしまったらもうどうでも良くなるかもしれませんが、そんな容器の特性も気にしつつお酒を楽しみましょう。
さて、私はもう一杯いきますか。

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