嗅ぎすぎると匂いが分からくなる!? 匂いがわからなくなったときに鼻をリセットする方法

お料理をしているときやコーヒーを淹れたとき、しばらくすると匂いを感じにくくなることがありますよね。
実はこれ、匂いの成分が減っていることだけが原因ではないのです。
私達の鼻は同じ匂いを同じように感じ続けることが出来ない、そんな宿命があるのです。

同じ匂いを嗅ぎ続けると「嗅覚疲労」により
数分でその匂いは感じにくくなる。
そんなときは自分の匂いを嗅いで鼻をリセットしよう。

人間の嗅覚には面白い特性があり、同じ匂いを嗅ぎ続けるとその匂い成分の感度だけが低下するのです。それも数分という極めて短い期間でその現象は発生します。これを「嗅覚疲労」と呼びます。

例えば、コーヒーを連続して淹れると2杯目以降は香りが弱く感じます。しかし、そんな状態でも紅茶を淹れると紅茶の匂いはしっかり感じるのです。

また、香水もつけて数分経つと香りが弱まったように感じてしまいます。慌てて香水を追加する。そしてまた香りが弱く感じるというループを繰り返すと「香水の付け過ぎ」というはた迷惑な人が誕生するわけです。香水ははじめにつけたときに感じた感覚で判断しないといけません。

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では、嗅覚が疲労してしまったあとで正しく匂いを嗅ぎたいときはどうすれば良いのでしょうか。何か基準となる臭いを嗅いで嗅覚をリセットすればよいでしょう。

そこでオススメなのが自分の匂いです。手の平や甲をしばらく鼻に当てて鼻だけで呼吸をしましょう。手軽にできるこの方法は香道や調香師も活用しています。

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意識はしていませんが24時間常に嗅いでいる自分の体臭ですので、非常に鼻に馴染む、そして落ち着く匂いを感じるはずです。それがあなたの匂いのゼロ基準だったのです。

また、なにか特定の匂いを自分の基準として決めてしまう方法もあります。
例えば、コーヒー殻を乾燥させたものを用意しておくのもよいでしょう。コーヒー殻には消臭効果とコーヒーの芳香という2つの効果がありオススメです。

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さらに香道では古来よりお漬物を使って匂いをリセットするという方法もあります。実はお漬物を「香の物」と呼ぶのはこのためだったのです。

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兎にも角にも、「匂いは疲労して数分で感じにくくなる」ということだけはしっかり覚えておきましょう。これを知っているだけでも匂いや香りのトラブルを大幅に減らすことができるでしょう。

匂いは一番始めに感じた感覚が大事です。

同じ匂いを嗅ぎ続けると「嗅覚疲労」により
数分でその匂いは感じにくくなる。
そんなときは自分の匂いを嗅いで鼻をリセットしよう。

匂いと香りのつけすぎにはご注意を。

実はこの匂いを感じにくくなるという嗅覚の特徴は別の問題も引き起こしています。大した体臭ではないのに、自分の強烈な体臭で周囲に迷惑をかけていると信じ込む「自臭症(自己臭症)」と呼ばれる対人恐怖症です。他人の咳払いや鼻に手を当てる行為が自分の体臭が原因に違いないと思い込み苦悩をします。医師に「大して臭わない」と言われても信じられずに見捨てられたと感じてしまい、さらに人を避けるようになるのです。もうこうなると負のループから抜け出せなくなります。

人間は生きている以上、どんな人でも必ず体臭はあります。100年前には存在しなかった「普通の人は無臭である」という誤解したイメージがこうした悩みを生み出しているのでしょう。

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