気になるあの人と親密になりたいのなら、まず自己開示から始めよう

素性の知れない相手に自ら進んで家庭や趣味、仕事などのプライベートな話をペラペラと教えてしまう人はいないでしょう。
親しくない相手に突然プライベートな質問をされても、「できれば答えたくない」と思うのはごく自然なことです。
相手を信頼していないのですから。

これは立場が入れ替わっても言えることです。

相手のことを知りたいのであればまず自己開示をしよう。
自己開示には自己開示で返すという
人間の習性「自己開示の返報性」を大いに活用しよう。

「どこ住んでるの?」「ねえ、趣味教えてよ」「仕事何してるの?」
さほど親しくない異性に唐突にこんなことを言われれば警戒されてしまうでしょう。しかしアプローチをしなければ恋人どころが友達になることすらできません。

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では気になる異性がいて「もう少し親密な関係になりたい」と心から願っているときはどうしたら良いのでしょうか?

そんなときはまず自己開示です。
家族や仕事の話、出身地の話、失敗談など自分のプライベートな話を相手に教えるのです。相手のことを知りたいときはまず自分の話からするのです。

人間には自己開示をする相手には同じように自己開示を返すという習性があります。これを「自己開示の返報性」といいます。

他人に知られたくないことを教えてしまうということは、相手を信頼しているというアピールになります。つまり「私はあなたを信頼しているから話すのですよ。だからあなたも信頼してください」という思いが込められているのです。相手はそれでも警戒するかもしれません。すぐに信頼してくれない場合も多々あります。そのたびに傷つくかもしれません。それでもこちらから一歩踏み込まない限り新しい信頼関係を築き上げることはできないのです。

信頼とは一方通行のコミュニケーションではありません。自分が信頼し相手が信頼するという関係が同時に成り立ってはじめて信頼し合う仲になるのです。その関係を築くキッカケを作るには、まず自分から信頼をして歩み寄ること、それが自己開示なのです。

×「ねぇねぇ、キミどこ出身?」

「俺、出身が海無し県だから、海見るとハイテンションになっちゃうんだよね」
「私は雪がめったに降らないところに住んでたからやっぱり雪かなぁ」

×「どんな食べ物が苦手?」

「私いまだにレバー苦手なんだよね。味覚が子供なのかな」
「あー俺も苦手。内臓系はダメだなぁ、煮込み以外は」

×「ねえ趣味教えてよ」

「先週キャンプ行ったらこの通り土方焼け。失敗した」
「キャンプかぁ、デイキャンプなら家族でよく行ったなぁ」

どうでしょうか?
自己開示をすることで相手が自分の話をしやすくなります。というよりは自ら話したくなるのです。
当然会話はここで終わりません。ここから話を盛り上げることもできるのです。そのキッカケが自己開示だったのです。

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ただし「フ~ン、そーなんだ」で会話が途切れるなら、あまり入れ込みすぎるのは止めましょう。自己開示は信頼を求めるアピールとも言えますので、一気に大量の自己開示をすると相手も困惑してしまいます。自分のことだけをマシンガンのように話しだす人もまた迷惑な存在なのです。自己開示により信頼を得るにはとても時間がかかります。焦らず少しづつ自己開示をしていくと、いずれ相手もボールを投げ返してくれるようになります。
つまり、投げたボールは同じ数だけ投げ返してくれるわけではないのです。焦ってはいけません。怒ってもいけません。まずあなたが相手を信頼し続けないかぎり、相手はあなたを信頼しません。ちょっと損をしている気分にもなりますが、それが誰かを信頼するということなのです。

自分と同じように相手にも好意があるのであれば、アッという間に親密な間柄になれるのですが、御存知の通り世の中はそんなにうまくはいきません。そうですよね、ね?

まず相手を信頼することで始まります。

相手のことを知りたいのであればまず自己開示をしよう。
自己開示には自己開示で返すという
人間の習性「自己開示の返報性」を大いに活用しよう。

さあ、こちらから一歩歩み寄ろう。

ついついやってしまいがちな失敗に「自己開示」のつもりが「自己呈示」をしてしまうことが挙げられます。
自己呈示とは自分にとって望ましい印象を与えようと意図的に振る舞うことです。相手が感じる自分のイメージを自分でコントロールしようと演じるのです。「昨日は品川の三ツ星フレンチ行ってね」「私は家庭的で料理が美味いから」「僕はあのオーナーと知り合いでね」と話されると相手は「そうなんですか~すごいですねぇ」としか返せません。リアクションに困るのです。

意外と無意識にこれを繰り返してしまう人が多いことは、おそらく周りを見ても分かるのではないでしょうか。これは自己顕示欲を満足させるためにする行為で、他人と親密になるキッカケにはなりません。自己開示と自己呈示を取り違えないようにくれぐれも注意をしましょう。

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