頭痛には「カフェインが効く頭痛」と「効かない頭痛」、そして「カフェインが原因の頭痛」がある

「頭痛薬がないときはカフェインで対処しよう」という話は聞いたことがあると思います。
一般的にカフェインは頭痛薬の代わりになるというイメージで認識されています。

しかし頭痛が起こる原因は1つではありません。
カフェインが効果的な頭痛と効かない頭痛、そして逆効果になる頭痛があるのです。

しっかり区別をして適切に対応しましょう。

偏頭痛と群発頭痛は
コーヒーによるカフェイン摂取で改善できる。
ただしカフェインの過剰摂取には注意。

カフェインは数ある頭痛の中の偏頭痛群発頭痛など血管性頭痛を軽減する効果があります。
血管性頭痛とは何でしょうか? 脳の血管が拡張することでその周囲にある神経が圧迫される、または炎症をおこすと生じる痛みのことです。偏頭痛はこめかみの奥が脈を打つようにズキンズキンと痛み、群発頭痛は目の裏側に激しい痛みがおこります。

カフェインは血管を収縮する効果があるため、これらの頭痛を和らげることが出来るのです。

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同じように血管を収縮させる効果があるのがタバコですが、長期間の喫煙は血管を慢性的に収縮させ、さらに動脈硬化を促進します。このため、高血圧から多くの合併症を引き起こす原因となります。偏頭痛をタバコで解消するという選択肢はないものと考えてください。

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これらの頭痛とは別に、背中や後頭部の筋肉が収縮し血管を圧迫することで生じる血流不足による頭痛「緊張性頭痛」というタイプの頭痛もあります。この緊張性頭痛は圧迫感や頭重感などじわじわと締め付けられるような痛みです。残念ながらこのタイプにはカフェインの効果はあまり期待できません。心と体をほぐすことが有効ですので、ストレッチや散歩が効果的です。

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ただし、明らかに偏頭痛だとしても「カフェイン禁断性頭痛」には注意が必要です。カフェインは血管を収縮しますが、大量摂取を続けたことにより、摂取を中止すると脳の血管がリバウンドで拡張してしまうのです。カフェインが切れると頭痛が発生するので摂取し続けるという負のスパイラルに嵌ってしまうのです。カフェインの過剰摂取は頭痛を引き起こす原因になるのでやめましょう。
コーヒーであれば1日に4~5杯程度を最大量の目安とし、体の大きさやカフェインとの相性で量を減らす方向で調整してください。

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「頭痛にはカフェイン」と安直に考えてはいけません。どのタイプの頭痛かを見極めることがとても大切なのです。

飲み物100ml中に含まれるカフェイン量をまとめておきましょう。

品名 カフェイン(mg)
エスプレッソ 212
玉露 160
コーヒー 60
インスタントコーヒー 57
モンスターエナジー 40
レッドブル 32
紅茶 30
せん茶 20
ほうじ茶 20
烏龍茶 20
コカ・コーラ 10
番茶 10
玄米茶 10
麦茶 0

1回の飲む量は少ないですがエスプレッソと玉露は極端にカフェインが多いので注意が必要です。エナジードリンクもコーヒーと同程度のカフェインを含んでいますので、たとえ踏ん張りどきでもガブ飲みは厳禁です。

頭痛の原因を見極めよう

偏頭痛と群発頭痛は
コーヒーによるカフェイン摂取で改善できる。
ただしカフェインの過剰摂取には注意。

飲み過ぎにもご注意を

思い返してみると、私にもコーヒーを飲まないと頭が痛くなる時期がありました。ひとたびコーヒーを切らすと偏頭痛が始まるため飲まずにいられなかったのです。結局はコーヒーの飲み過ぎで胃を痛めてしまい、これが頭痛を改善させるキッカケになったという笑えるオチがついたのですが。
これは「頭痛にはコーヒーが良い」という思い込みが生んだ頭痛だったのです。

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