伸びてしまったセーターの袖口を元に戻す方法

せっかく暖かいセーターを着ているのに伸びた袖口から冷たい風がひゅー。
それ以前にダランとだらしなく伸びた袖口は恥ずかしいものです。
周囲の人に見つかる前に買い換えないといけません。

でもちょっと待って下さい。
伸びた袖口は簡単に直すことが出来るのです。

セーターの裾口が伸びたときは
すぼめながらお湯で濡らし、
形を整えながら乾かすと直る。

セーターの素材はご存知「ウール(羊毛)」です。
ウールは動物の毛である人間の「髪」によく似た構造でできています。ウールの繊維はシャンプーのCMでお馴染みのキューティクルで保護された「毛」なのです。つまり、ウールも髪の毛をセットする要領でコントロールすることが出来るのです。

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では、皆さんは寝ぐせをどのように直していますか?
温かい蒸しタオルで押さえつけて数分待てば直りますよね。またスチームで柔らかくしてからドライヤーで乾かす方法も有効です。この2つの方法は髪に対して同じことをしています。濡らしながら温め、形を整えてから乾燥させているのです。
ウールに対しても同じことをすればよいのです。

ただし、一点だけ大きな違いがあります。セーターで使われているウールはストレートな髪の毛とは違い、縮れた状態が正常な形です。縮れた繊維が伸びてしまっているのですから、縮めながら湿らせた後に乾かせば良いのです。くせっ毛を嫌いストレートにしたがる人間とここが逆ですね。

では早速やってみましょう。
今回は伸びてしまったセーターがなかったのでカーデガンを使用します。もう完全に伸びきっていますね。

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まず袖口をすぼめながらヒモで縛ります。

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このままお湯に浸し湿らせます。繊維の中までお湯が染みこむうようにしばらく漬けておきましょう。

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5分経ったら取り出し、タオルで包み軽く水気を切りましょう。そして机などの板の上て形を整えて乾かします。
ヒモを付けたまま乾かしても良いのですが、ヒモの跡がつきやすいので、ある程度乾いたら外してしまいましょう。
ドライヤーでも乾かすことが出来ますが、大抵のセーターは厚手のためとても時間がかかります。扇風機の弱い風を当てながら放置する方法をお勧めします。

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完成です!
伸びた袖口がキレイに直りました。

並べてみるとこの通りです。

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お気づきでしょうか? 袖口の円周方向は縮みましたが長さが増えています。このように変化するのですね。

今回は外側からぐるっとヒモでくくりましたが、袖口を折りたたんですぼめるとどうしてもその形が残ってしまいます。着てしまえば分からなくなるのですが、もしこだわるのであれば針を使い小さなヒダ形状を貫通するように糸を通したほうが良いでしょう。「巾着のように」と表現した方が分かりやすいでしょうか。

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だらしなく伸びていませんか?

セーターの裾口が伸びたときは
すぼめながらお湯で濡らし、
形を整えながら乾かすと直る。

実は簡単に直せるのです。

今回は袖口を縮める方法でしたが、なぜ縮まるかを理解すると袖口が伸びる理由も理解できます。湿気の多い日に繊維を伸ばし、そのまま乾燥させてしまうと伸びたまま固まってしまうのです。つまり雨の日の通勤/通学は要注意です。濡れないように腕まくりをするとあっという間に袖口が伸びてしまうのです。
完全に濡れてしまったときはさらに注意が必要です。普通のシャツと同じようにハンガーに掛けて乾かすと、水を吸ったウールの重さで全体的にだらんと伸びてしまうのです。濡れてしまったら形を整えてから寝かすように干しましょう。

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