写真をトリミングするときは周囲の人の顔を切ってはいけない

集合写真をトリミングして特定の人を切り出すときに、やってしまいがちな失敗があります。
構図や余白を重視したために、周囲の人の顔を切るように処理をしてしまうのです。

これはなぜいけないのでしょうか?

写真のトリミングは背景の人でも
目と口を結ぶ三角形の内側で切ると
気持ち悪い印象が残る。

より良い構図にするために画像を切り取るように小さくする処理をトリミングといいます。このトリミングをする際は背景の人の顔にも注意をしないといけません。

人は目と口をキーにして顔を認識しています。
ところがこの顔の認識は過剰に反応してしまう傾向があり、極めて単純化された顔でも「これは顔だ!」と感じてしまいます。これは本能的に顔を見て敵味方を、そして相手の感情を瞬時に読み取るために、何よりも先に認識するように脳にプログラミングされているからです。

例えばこんな画像。

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私にはあんぐり口を開けて驚いているように見えています。

このように顔でないものまで顔と誤認識してしまう錯覚をシミュラクラ現象といいます。
更に高度に感情や表情を組み込んだものが、皆さんおなじみの「顔文字」です。

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つまり、顔を目と口のでできる逆三角形を切るようにトリミングした途端、私達は顔だと認識しにくくなってしまうのです。ただし、写真では輪郭や髪が見えますので人だということはわかります。この矛盾が「なんか気持ち悪い」という印象を与えるのです。

実際に試してみましょう。
例えば、可愛い孫だけの画像を作りたくても、

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これではいけません。

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背景の片目の視線が気になり、口元だけみえる笑い顔も不安を煽ります。

こんなときはここまでトリミングをすればスッキリします。

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いかがでしょうか?

写真をトリミングするときは背景の人の顔にも注意をして、切り取るラインを設定しましょう。そうすることで違和感のないスッキリとした画像に仕上げることができます。

何かオカシイと感じたのならそれは本能です。

写真のトリミングは背景の人でも
目と口を結ぶ三角形の内側で切ると
気持ち悪い印象が残る。

ちょっとしたコツですがしっかり覚えておきましょう。

ホラーを見ているとよく分かるのですが、気持ち悪い顔を作るときは、顔の認識がギリギリ出来るように形や配置を意図的に崩しています。これにより「この顔は危険な存在だ」と本能で感じるようにしているのです。

心霊写真も同様にシミュラクラ現象を活用して作ることができます。
こんなかんじに。

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「何かいる!! 何かに見つめられている!!」と思えたのならあなたは正常です。

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