勉強を効率よく進めたいなら寝ろ!? 睡眠は忘れない記憶を作る

テスト直前に睡眠時間を削って頭に叩き込む一夜漬け。
しかしあんなに苦労して覚えたこともテストが終わるとすぐに忘れてしまうのではないでしょうか。
どうやら長い目でみると普段からコツコツ勉強をしたほうが長期間記憶に残るように思えます。

これはどうしてなのでしょうか。
それには短期記憶と長期記憶、そして睡眠が関係をしています。

睡眠は記憶を定着させる大事な時間。
睡眠時間を削る勉強方法は
記憶の効率をおとしてしまう。

記憶はすぐに忘れてしまう短期記憶といつまでたっても忘れない長期記憶という分類が出来ます。今日はじめて覚えた単語は短期記憶、自分の家の住所なら長期記憶でしょう。

勉強を効率よく進めるのならすぐに忘れてしまう短期記憶を長期記憶として固定化する必要があります。そのために私達は同じ箇所を何度も繰り返し勉強をし「これは生きるために必要なことなんだよ」と脳に認識させることで長期記憶に固定化しようと試みているのです。これが復習なのです。

長期記憶に固定するか、それとも忘れるかはいつどこで判断されているのでしょうか?

それは睡眠中海馬という脳の部位で行われています。睡眠中、レム睡眠の状態になると海馬は記憶の再構築と固定化を行います。記憶する必要があるかどうかを判断して整理をしたあとで長期記憶に送り込むのです。

ではどのようにして判断や整理をしているのでしょうか?

記憶は「赤い-リンゴ-果物」のようにキーワードを関連付けることで保持されます。何も連想できない「リンゴ」というキーワードだけを長期記憶に留めることは出来ないのです。

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海馬は睡眠中に新しいキーワードを他のキーワードに当てはめながらシーンを再生し、この組み合わせは正しいか、それとも間違っているかを判断しています。そして「関連付けが多い、または強い」という基準でしきい値を超えているなら長期記憶に、下回るなら破棄するという取捨選択をしているのです。レム睡眠中にその組み合わせを何度も何度も繰り返し試しているのです。

基本的にキーワードを当てはめて確認する処理自体は本人の意識外で行われるため覚えていません。しかし極稀にそれを朝になっても覚えていることがあります。それが夢なのです。「もっと夢を見た気がするけど思い出せない」ということはこうして起きるのです。

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キーワードの組み合わせは間違えていることも多いため、夢は奇想天外なストーリーになりがちです。今日仕事ではじめてあった斉藤さんが、なぜか学生時代の友人の中に混ざって自然に振舞っていたりするのです。
寝言が意味不明なこともこの影響でしょう。

このような仕組みで長期記憶が形成されるため、睡眠を削るような勉強方法を続けると記憶力が悪くなるのです。もちろん受験や資格試験では頑張ることは必要ですが、何事も限度があり、やり過ぎは自らを不利な状況に追い込んでいるのです。

勉強は計画的に

睡眠は記憶を定着させる大事な時間。
睡眠時間を削る勉強方法は
記憶の効率を落としてしまう。

しっかり睡眠を取りましょう。

短期記憶だけに頼った一夜漬けもいいですが、覚えられる用量が少ない上に長期記憶に固定化されていないため、試験が終わった途端に全てを忘れてしまいます。それで目先をしのいだとしても次の試験ではまたゼロから覚え直しです。当然成績は徐々に落ちていくでしょう。
私達は「覚えた」という一言で片付けがちですが、それが短期記憶か長期記憶かを区別すると一段勉強の効率が良くなります。

是非長期記憶で覚えておいてください。

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