冷凍した肉や魚を手間を掛けずに上手に解凍する方法

冷凍したお肉や魚、上手に解凍できていますか?
時短として文明の利器「レンジ」の解凍機能を使いがちですが、一部だけ熱が通ってドリップが流れでてしまうなどなかなか良い具合には解凍できません。

やはりここは昔ながらの生活の知恵を頼りましょう。

肉や魚などの冷凍食材を上手に解凍するには
アルミトレーの上に置き
冷蔵庫に移し替えるとよい。

冷凍の肉や魚を上手に解凍するコツは「0℃に近い低温で解凍する」ことです。時間がないからといって常温の水に浸してはいけません。肉から旨味であるドリップが大量に流れ出てしまいます。
レンジの解凍機能は時間がかからないメリットがありますが、どうしても熱が通ってしまう部分と冷凍のままの部分が残り、解凍ムラが出来てしまいます。そしてやはりドリップが大量に出てしまうのです。

冷凍された食材を0度に近い温度の環境に置き、素早くその温度に変化させることが重要なのです。

可能であるなら氷水で時間を掛けて解凍をしましょう。ただし解凍が終わるまで氷が尽きないようにしないといけませんので、一時間ごとに氷の継ぎ足しが必要です。
これが手間なら冷蔵庫とアルミトレーを使いましょう。

解凍したい食材をアルミトレーの上に置き冷蔵庫に入れておくだけ、たったこれだけです。

なぜアルミ製のトレーなのでしょうか?。
どうしてよくあるステンレス製トレーやお皿などの陶磁器ではダメなのでしょうか?。

実はアルミは熱伝導率が桁違いに良いのです。

素材 熱伝導率W/(m・K)
アルミニウム 236
ステンレス(SUS304) 16
陶磁器 1~1.6

すなわちアルミトレーは周囲の温度を冷凍肉に伝えることに長けているのです。
5℃の冷蔵庫であれば5℃の温度を積極的に冷凍肉に伝え、肉を5℃にするのです。すなわち余計な高熱を加えずに、素早く低温で解凍するために素材の美味しさを失うことがないのです。
アルミトレーがない場合はもちろんアルミ鍋でもOKです。

例えば昼食後に冷凍肉をアルミトレーの上に置き、冷凍庫から冷蔵庫に移動しておけば夕食を作り出すときには解凍が終わっています。そしてそのまま冷蔵保存されているので衛生的にも安心です。多少時間はかかりますが美味しく解凍ができて、なにより手間いらずなのです。
よくやりがちなお皿の上では解凍が終わらないでしょう。

なおアルミトレーの上に冷凍肉を置き、常温で解凍すると同じ原理で素早く解凍が出来ますが、ドリップが出てしまう上に結露が発生してびちゃびちゃになってしまいます。
こちらはあまりオススメできません。

また挽き肉やシジミなどでダシを取りたい場合は冷凍のまま鍋に入れて調理しましょう。急激な温度変化により細胞膜が破壊されて旨味が外部に出てきます。
このように目的にあった解凍方法で美味しい食事をいただきましょう。

アルミの料理器具は安物ではないのです。

肉や魚などの冷凍食材を上手に解凍するには
アルミトレーの上に置き
冷蔵庫に移し替えるとよい。

素材の特長をしっかり学んで美味しい料理を作りましょう。

ステンレスや陶磁器は熱伝導率が低いからと言って調理器具として劣るということはありません。逆に保温性に優れているという解釈ができるからです。
スープなどで保温調理の効果を取り入れたいならステンレス鍋や土鍋、素早く冷やして冷蔵庫にしまいたいならアルミ鍋がオススメということです。普段あまり鍋の素材の違いまで考えないで料理をしていますが、料理の腕をワンランク上げるためにはこういった知識も必要になるのでしょう。

もし許されるのならアルミより熱伝導率が高い銅や銀製がおすすめです。アルミより更に効率よく熱を伝えることができます。ただしお値段は・・・ふぅ。。

素材 熱伝導率W/(m・K)
418
372
アルミニウム 236
ステンレス(SUS304) 16
陶磁器 1~1.6

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