記憶力を向上させたいならストレスの発散が必要です

親や先生からのプレッシャーで押しつぶされそう。
情緒不安定でなにをするのも嫌。
受験のことを考えると不安で不安で仕方がない。
イライラで勉強がはかどらずに更にイライラ。

こんな受験中のストレス、経験ありますよね。
歯を食いしばって頑張っているつもりでしょうが、もしかしたら非常に効率の悪い勉強をしているのかもしれません。

強いストレスを抱え込むと
記憶力は低下する。
ストレス解消も勉強の一部です。

「もうイヤだ!!」そう叫びながら机をひっくり返したい気持ちを無理やり抑えこみ、負けじと勉強の時間を増やして更に受験に身を捧げます。しかしやったところで空回り。一向に勉強は進みません。
もしかしたら自分はバカなんじゃないかと疑ってしまいます。

いえいえ、それは自ら勉強の効率を落としているだけなのです。自分で自分の頭を悪くしているのです。

勉強にストレスは必要です。
ただしそれは「適度なストレス」に限ります。
適度なストレスは緊張をもたらし、その結果集中力を高めます。

そしてストレスを乗り越えると達成感を得ることが出来ます。この経験が次の大きなストレスにも対峙できる精神的強さになるのです。

このストレス耐性の成長は筋トレによく似ています。軽い負荷での筋トレを繰り返すことで、重い負荷にも耐えられるようになるのです。
しかしいきなり重い負荷を与えると体はあっという間に壊れてしまいます。

乗り越えられないほどの大きなストレスを受けてしまった場合、人はどうなるのでしょうか。
そのストレスは更に大きなストレスに変化しその人の心を蝕みます。受け入れがたい過度なストレスはたとえ優秀な人でもダメ人間に変えてしまうのです。

人間は強いストレスを受け続けると本能的に自己防衛が優先されます。脳の場合はストレスを含んだ情報を遮断する、すなわち情報の受け入れを拒むということでダメージを減らそうとします。この一部として記憶の機能が落ちるのです。ストレスに関わることは記憶しない、そして忘れてしまえばストレスが減るというわけです。
強いストレス下で勉強をしても効率が上がらないというのはこういうことなのです。

ストレスを受けるとイライラしますが、これは性格が攻撃的になるとも言えます。これも「これ以上自分にストレスを持ってこないで欲しい」と本能的に防衛をしているのです。
そして何をしても無駄と感じるまでストレスを受けてしまうと、今度は無感情になります。感情を失うことで辛いストレスから逃れようとするのです。

この当りまでであれば日常生活でも普通に見られる症状です。おそらく「あーあれはそう言うことか」という経験があると思います。

更に強いストレスを受け続けると脳の海馬に影響がではじめます。
海馬は脳の記憶に関わる器官で記憶の関所の役割をしています。この海馬は強いストレスを受け続けると神経細胞を減らし萎縮してしまうのです。つまり脳に記憶を出し入れすることができなくなってしまうのです。

具体的には戦争等壮絶な過去を持つ人が記憶障害に陥ったりフラッシュバックに悩まされたりする心的外傷後ストレス障害(PTSD)や、鬱病による知能低下などです。

意固地になって「頑張るしかない!!」であまり自分を追い込みすぎるのも問題なのです。

さて、ここで一点勉強と記憶に関するとても重要な話があります。

実は記憶には、強烈な感情と共に経験したことを強く脳に刻み込むという特性もあります。
嬉しい出来事・悲しい出来事・怖かった出来事をよく覚えているのはそういう理由です。

このうちの負の感情を勉強に活用したのがスパルタ教育です。
確かに効果はあります。しかし視点を変えると強いストレスを抱え込んで勉強の効率を下げるという諸刃の剣でもあるのです。スパルタ教育は失敗すると心にダメージを受けたダメ人間を作り出してしまいます。その罠に自らを送り込んでいないか今一度考えてみてください。

ストレスは人を成長させることも破壊することもできます。ですから勉強を始める前にストレスをコントロールする術を身につけるべきなのです。

・今、どの程度ストレスを感じていますか?
・自分に合ったストレスを開放できる方法を知っていますか?
・どの程度ストレスを感じたらストレス開放のスイッチを入れるのですか?

自分の場合はどうかを今一度具体的にまとめておきましょう。

勉強をする前に学ばなくてはいけないことです。

強いストレスを抱え込むと
記憶力は低下する。
ストレス解消も勉強の一部です。

一切休まないことが「ベストを尽くす」ではないのです。

私がまだ小学生だった頃、近所に近づいてはいけない一角がありました。
そこには受験の失敗を繰り返している浪人生が住んでおり、外から笑い声やはしゃぐ声が聞こえるとベランダで何かを叫びながら手当たり次第にモノを投げつけてくるのです。その後の受験がどうなったのかは知りませんが、とてもではないですが本番を耐え切れる精神状態ではありませんよね。

大きくなり受験世代になった私はイライラして我慢できなくなると、あの人のことを思い出してハッと我に返るのです。そういう意味では反面教師としてありがたい存在だったのかもしれません。

お陰で私の受験は大成功・・・したわけではなく、これまた微妙な感じに終わりましたが。
いや、お陰で大失敗はしなかったと言っておきましょう。

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