会議で使ってはいけない言葉「そもそも」

会議では使ってはいけない言葉というものが幾つか存在します。
意見が対立しやすい場でもあり、なんとか自分の意見を押し通そうとするばかりに会議を混乱させてしまう「言葉」があるのです。

今回はその代表格「そもそも」です。

会議での「そもそも」は厳禁。
決定事項がリセットされ
論点がすり替えられてしまう。

トラブル発生です!!
対応を一つ一つ決めていく最中、勝ち気な課長がしびれを切らして発する言葉「そもそもさ、これでいけると言ったのは誰よ?どうしてこうなったのか説明してよ」
参加者一同(そこからかよっ!!)

説明をしている最中も課長の指摘と言う名の直感で方針転換が続き、決めてきた対応は課長の意見を汲んだものに置き換えられていくのです。
参加者一同(強引に意見を通すならはじめから言えよっ!!)
と思うも、さらに面倒くさいことになるので黙っています。

あーそろそろ終わりそうだと思った頃、遅れてきた部長が「そもそもさ、先方にも非があるんだから折半という交渉はしたのか?スタートはそこだろ」
参加者一同+課長(そこからかよっ!!)

ダメな会議でよくありがちなワンシーンです。

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会議での「そもそも」は視野が広い人が本当の原因を鋭く突くような口ぶりで使いますが、実際は

  • 決定事項を再度課題に戻す。
  • 自分の意見を押し付ける。
  • 議論を断ち切り論点をすり替える。
  • 責任転嫁をする。

という用途で使われています。
概して積み上げてきた結論はリセット
されてしまうのです。それを知っていて結論が気に入らない方向に進むと「そもそも」を発動するのです。負けじとそもそもで応戦すると会議はもう泥沼化です。

ではこれを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
それには会議の進行役が重要なキーになります。

会議進行の前の挨拶として先手を打ちましょう。まず議題と共に会議のルールを説明します。特に会議を乱す人が参加しているのなら、その人がよく使う手法(今回なら「そもそも」)を敢えて取り上げて禁止事項として伝えましょう。

「今回の打ち合わせは時間も押していますので後戻りをする余裕はありません。「そもそも」などで会議を混乱させるようなことはしないようにお願い致します。

こう釘をさしておきましょう。

会議が進行したのなら決定した案件は差し戻しをされないように「決定事項」として明確に表現しましょう。そして議論中も論点をすり替えられないように「今何を課題にしているか」の論点を明確に見せましょう。
具体的にはホワイトボードやプロジェクターで「何が決定で、今何を議論しているか」をしっかり見せ付けるということです。

ホワイトボードを使わない会話だけの会議では、論点をすり替えられるとどうしても本来の問題への意識が薄くなります。誰かが食い付いてしまうと議論はそこに向いて動き出してしまうのです。
そんなときでも「課題:不良在庫の処分方法」と顔を上げれば必ず目にはいるようにしておけば、「そもそもの責任は誰よ」という責任問題や「そもそもどうしてこうなったのかハッキリさせようよ」という原因追求など、今すべきではない議論に逸れることは避けられるでしょう。
「決まった内容はコレ!!今の課題はコレ!!」と進行役はしっかりアピールをしましょう。

もしそれでも「そもそも」を繰り出してくるなら、進行役は最初に告げた会議のルールを持ちだしてしっかりとクレームを付けましょう。

会議のルールとして、

会議での「そもそも」は厳禁。
決定事項がリセットされ

論点がすり替えられてしまう。

これを徹底しよう。

私の場合、気心の知れた部署内の打ち合わせなら「そもそも禁止、特に課長」とストレートに言ってしまっています。
「はい課長イエローカード、もう一枚で退場ですよ」
「課長がそういうこと言うと会議混乱するじゃないですか!」

よく考えるとかわいそうな課長ですよね。

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