冷たい水は胃で止まる!? 実はあまり知られていない素早く水分補給をするコツ

カラカラに乾いたノドにキンキンに冷たい水を流し込む。
この爽快感はたまりませんよね。
ジワーっと体の中から冷たくなっていくのがわかります。

でも実はこれ、すぐ体を潤したいのなら間違いなのです。
どういうことなのでしょうか?

急いて水分補給をしたいなら
飲み物を体温程度に温めるとよい。
冷たい水は胃で止まる。

胃で止まる?
これは一体・・・。

胃の出口には幽門(ゆうもん)という弁の役目をしている器官があります。この幽門は胃に入った食べ物を消化するまで出口を塞ぎ、ドロドロに消化が進んだところで開いて次の小腸へ送り込んでいるのです。
実はこの幽門は冷たい飲み物でも閉じるのです。

消化器官だけでなくその他の内臓も体温程度の温度で正常に動くように作られています。このため胃は冷たいままの飲み物を次の器官へ送り込むことができないのです。飲み物が胃の中で温められ体温に近い温度になったときにはじめて次の器官へ送られます。胃は内臓を守る関所でもあったのです。

もし冷たい水が体の中から内臓を冷やしてしまったらどうなるでしょうか?温度から内臓も守る皮膚や脂肪が無いわけですから大きなダメージを受けてしまいます。そんな危険な状態に陥らないように陰ながらガードしていたのが胃なのです。

冷たいものを飲み過ぎると胃がタポンタポンする現象を経験したことがあると思います。これが幽門が閉じて飲み物が胃に溜まっている状態です。
逆に温かい飲み物を飲むとこうはなりにくいことにお気づきでしょうか?温かければ幽門が早く開くため胃に飲み物は溜まりにくいのです。

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このため体が乾ききっているのなら冷たい水ではなく体温程度の白湯がベストです。最も早く吸収されます。昔から白湯が体に優しいと言われているのはこんな理由があったのです。

ただし温める余裕がないのなら常温でもOK。極力冷たい飲み物だけは避けましょう。冷たければ冷たいだけ吸収する小腸に辿り着くまでの時間がかかってしまいます。

もちろん涼を取る意味での冷たい飲み物の効果を否定するつもりは全くありません。火照った体の中から直接冷やせるのですから、クールダウンとしては大変有効です。それでも量に注意して飲み過ぎないようにしてください。
お腹がタポタポになるなら冷たい飲み物の飲み過ぎです。

ご理解いただけたでしょうか。

急いて水分補給をしたいなら
飲み物を体温程度に温めるとよい。
冷たい水は胃で止まる。

一度ご自分の体で試してみてください。実感できると思います。

私は体が乾燥するといえばスポーツではなく二日酔いというダメな人ですが、大量に酒を飲んだ日は枕元にスポーツドリンクを置くようにしています。起きた頃には常温になっていますのでそのままゴクゴクゴク。胃を抜けて体に染み込んでいくのが分かります。酒飲みの知恵ですね。

本当は頭が痛くて冷蔵庫まで動けないからという理由なのは内緒なんですけど。

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